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次郎流
ゴルフ・プレー
あなたに贈るお話の本
ニコラス・グリーンジャケット作
あき よしこ訳
ステファン・マックケルヴァイ画
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これは、比類なきゴルファー
山本次郎のために
特別に書かれた本です。
2005年4月9日
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ゴルフは18世紀の初めにスコットランドで
生まれた競技であることは、よく知られています。
ささやかに始まったこの競技は、その後
世界中に広まり、今や人気スポーツとなっています。
ボビー・ジョーンズのような
伝説的なスタープレーヤーも生まれました。
そして日本でも、国内のツアーにあきたらず、
海外のメジャー大会を目指すプロが増えています。
ゴルフは世界中で、さまざまな形で
プレーされているのです。
道具だけプロ級の父ちゃん流ゴルフもそのうちのひとつです。
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道具だけプロ級の父ちゃんは、
あいちゃんや桜ちゃんや
ミッシェル宇井、タイガー森さんたちと
お気に入りの中央カントリークラブに
よくでかけます。
ここで安全なのは、
フェアウェイの真ん中だけ。
そのほかの場所では、
虫も木も鳥もモグラでさえ みんな死の危機に
さらされてしまうのです!
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他人のうわさとは裏腹に、
道具だけプロ級の父ちゃんはケチるということがありません。
子供の教育費、家のローンなど
あまりたいしたことのないところに
少し細かいところがあるかもしれませんが・・・・・・
ゴルフのこととなると話は違います。
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道具だけプロ級の父ちゃんは以前、
「ゴルフは勝つためにする競技だ」 と教わりました。
それ以来、いつも賭けて
プレーすることにしています。
スウィングは
チャーシューメンのリズムで打つことや
ゴルフボールはけっして水には浮かないことなども、
道具だけプロ級の父ちゃんは何年もかけて、体得したのです。
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道具だけプロ級の父ちゃんの生活の中で
ゴルフがいちばん大事というわけではありません。
彼は何を優先させるべきか、
物事のバランスをどうとるかを心得ています。
かつて道具だけプロ級の父ちゃんが
嵐の中で全コースを回ったという事実はありません。
彼が17ホール回ったところで、
ゴルフ場がクローズになってしまっただけなのです。
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ゴルファーは誰でも、パーフェクト・ラウンドを
夢見ています。
ティーグラウンドから フェアウェイの真ん中に飛ばし、
グリーンをねらって正確に打ち、
パットはカップの中心へ・・・・・・
こんなシンプルで謙虚なものです。
自分の年齢だけ打つことを、
究極の目標にしている人もいます。
道具だけプロ級の父ちゃんが56を打つのはたやすいことです。
問題は、最初の数ホールでその目的が
達成できてしまうことなのです。
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ゴルフの名手といわれる人は、いかなる場合にも、
各種のショットで対応できます。
例えば、フェード、ドロー、パンチ・ショット、
ランニング・アプローチ、というように。
道具だけプロ級の父ちゃんも多彩なショット・・・・・・例えば
チョロ、テンプラ、ドスライス、ドフックなどを
繰り出します。
彼の持つ最高のショットは、
あいちゃんと桜ちゃんと
ミッシェル宇井、タイガー森さん命名の
”まぼろしの一撃” です。
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以前、ゴルフにハンディキャップ・システムが
導入されました。
これはゴルフの腕前に差がある人同士でも
一緒に競えるように考えられたものです。
プレー最後の20ラウンドのうち
成績のよい10ラウンドをとり、
その人のハンディを計算するのです。
道具だけプロ級の父ちゃんにとって、
このシステムは大きな欠点があります。
彼は数える価値のある10ラウンドを
回ったことがないのです!?
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道具だけプロ級の父ちゃんがゴルフをする理由のひとつは、
運動のためです。
ほかの運動はどれも道具だけプロ級の父ちゃんには不向きでした。
泳ごうとすれば体が浮かず、
テニスをやれあネットにボールの行く手を阻まれ、
さっさと切り上げたのは、よかったのですが、
彼はホトホト疲れてしまいました。
道具だけプロ級の父ちゃんのようにほどよく鍛えられた肉体の持ち主には、ゴルフはぴったりの運動だったのです。
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ゴルフのラウンドを回りおえると、いつも道具だけプロ級の父ちゃんは、
あいちゃんや桜ちゃんや
ミッシェル宇井、タイガー森さんと
『19番ホール』 に現れます。
そこでその日のショットについて話し合ったり、
次の日程を決めたりするのです。
おなじみのシーンではありますが、
道具だけプロ級の父ちゃんは仲間と一杯ひっかけます。
それから、いかに今日はついていなかったか、
あそこにバンカーがなかったら、
あのショットさえうまく打っていればと
いつものことをあれこれ話し合い
賭けの借金を、作り笑顔で払います。
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ゴルフの腕はたいしたことがないのですが、
道具だけプロ級の父ちゃんはときに素晴らしいショットを
繰り出します。
以前、ディープ・バンカーから打ったショットが
奇蹟的にチップインしたことは、
いまだにみんなの語り草になっています。
手の5番を使ったって、
あんなショットは打てないですよね!?
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道具だけプロ級の父ちゃんは友だちも、
ゴルフも大好きだからこそ、プレーするのです。
みんなで出かけて、自然の中で
緊張から解放されるチャンスでもあります。
道具だけプロ級の父ちゃんは
こんなことを言ったことがありました。
「ゴルフボールを打つたびに、
ストレスが解消されてゆくんだよ」
事実、ゴルフをするたびに、
本当にたくさんのストレスが解消されるのです。
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道具だけプロ級の父ちゃんはいつか
自分のゴルフの本を書くことを夢見ています。
『3歩前進2歩後退 −道具だけプロ級の父ちゃんのゴルフ人生辛抱だ』
『ゴルフにおける能書きとスコアの相関関係 −道具だけプロ級の父ちゃん著』
『道具だけプロ級の父ちゃんの 19番ホールの楽しみ方』
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道具だけプロ級の父ちゃんは何年間も
自分のゴルフに挫折感を味わってきたにも関わらず、
いまだにゴルフを続けている、
その根性は見上げたものです。
彼は我を忘れて
1日中、原野や森林を走り回るのです。
だからこそ
賭けに負けたときの支払いが
きれいなことはさておき、
道具だけプロ級の父ちゃんはかけがえのないゴルフ仲間なのです。
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ゴルフは、山本次郎にとって まさにチャレンジなのです。
あいちゃんや桜ちゃんや
ミッシェル宇井、タイガー森さんが道具だけプロ級の父ちゃんに
どうしてゴルフをするのか問いかけます。
その答は明白です。
ティーショットがうなりをあげて、飛んでいく瞬間。
アイアンショットがピンにからんでいく瞬間。
ロングパットがラインどうりに
カップに吸い込まれていく瞬間・・・・・・
道具だけプロ級の父ちゃんにとってそんなありふれた出来事はともかく、
ロングホールでセカンドショットが直接カップインするような
奇跡の主人公になる為にゴルフを続けているのです。
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山本次郎 様
自分流ゴルフを楽しんでください。
スコアが悪いからといって、
その日を棒にふるようなことがないように。
ゴルフをボウリングと同じように考えたら
いいと思います。
スコアが高いほどいいんだってくらいに・・・・・・
2005年4月9日
あなたの愛娘・晴子
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お誕生日おめでとう。
いつまでも元気な父ちゃんでいてネ
あなたの愛娘・晴子より
2005年4月9日
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