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けいくん きょうりゅうのくにをいく
あなたにおくる おはなしえほん
ジョーゼフ・フィッタント作
あき よしこ訳
ヴァレリー・ウェブ画
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さとうけいた さま
これは あなたのために
とくべつに つくられた おはなしのほんです。
きょうりゅうだいすきなけいたへ。
たくさんあそんで、げんきになあれ。
2005年3月30日
さとるおじさんより
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けいくんは8さい。
ふとんのなかで、ねがえりをうって ゆっくりとめをあけました。でも、すぐに めをつぶりました。
「まさか! ユニコーンのはずがない!」
けいくんは いま みたものが しんじられなかったのです。
もういちど おそるおそる めをあけてみました。
そのどうぶつは やっぱりいました。
「おはよう、けいくん。きょうは きみの ねがいごとをきくために ここに やってきたんだよ」ユニコーンは ささやきました。
「・・・・・・えーっと、 ・・・・・・そうだ! きょうりゅうのこと、もっとしりたいんだけど・・・・・・」けいくんは こたえました。
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「そんなことなら、まかせといて!
これから、きょうりゅうのくにへ
つれていってあげるよ。よういは いい?
さぁ、しっかりつかまって!」
けいくんをのせた ユニコーンは、
おおぞらに とびたちました。
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けいくん と ユニコーンが
ついたのは、うつくしい みずうみの ほとりです。
とってもおおきなアパトサウルスが、
「やぁ」と こえをかけてきました。
「ぼくのからだは、バスよりおおきいでしょ。
すきなたべものは、みどりの はっぱなんだ」
けいくんが なまえをきくと
「ないんだ」
きょうりゅうは かなしそうに こたえました。
「じゃ、なまえをつけてあげる。
ミスター・ビック ってどう?」
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「ねえ、みて!
あのやま、ひをふいている!」
けいくんは、みずうみのむこうを
ゆびさしました。
「ああ、あれは かざんだよ。
まわりをみてごらん。
きょうりゅうのくにには かざんや ぬまや
ジャングルが、あちこちにあるんだよ」
「ほんと、すごくあついね」
けいくんが いいました。
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そこへ、ステゴザウルスが あらわれました。
「みて! せなかのキザキザ!」
けいくんはさけびました。
「あれは ほねのいたで できているんだ。
ステゴザウルスは あのギザギザで
じぶんのみを まもったり、
あそこから たいようのねつをとりいれて
からだを あたたかくするのさ」
ユニコーンが おしえてくれました。
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けいくんと ユニコーンは、
うすぐらいジャングルへ はいっていきました。
かわったかたちのむしや、いろいろなきょうりゅうがたくさんいました。
あるきまわっていると、とおくから
ビシャビシャと おおきなおとが きこえてきました。
「あんなに おおきなおとを たてているのはだれだろう?」
けいくんは つきとめたくなりました。
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そんなにとおくないところで、
ティエラノサウルスにであいました。
この きょうりゅうは はが おおきくて、
がんじょうなうしろあしで たっていました。
ふといしっぽが からだのささえに なっています。
「あんなに おおきなおとを たてていたのは、
きみだったの!
ちょっとうるさかったから、
ノイジィーっていうなまえを つけてあげる!」と、
けいくんは いいました。
「いま こんなことをしているなんて、
ゆうじくんや、えいくんや、だいちゃん、しんくんにしんじてもらえるかなぁ・・・・・・」
けいくんは おもいました。
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きがつくと ユニコーンが ないていました。
「どうしたの?」
けいくんが ききました。
「きょうりゅうたちには なまえをつけてあげたのに、
ぼくには つけてくれないんだもん」
ユニコーンは しょんぼりしています。
「ごめん、ごめん。
そうだ エーリエルなんて どう?」
けいくんが いうと
「いいね!」
ユニコーンが にっこりわらいました。
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とつぜん、ねことおなじくらいの おおきさの
コンプソグネイサスが
けいくんたちの よこを かけぬけながら
さけびました。
「ぼくに ついてきて! いいもの みせてあげる」
「はやくはしれるから、
ライトニングって よんでもいいかい?」
と 、けいくんは いいながら
エーリエルと いっしょに すごいスピードで
ライトニングのあとを おっていきました。
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やすみなく どんどん はしっていくと、
ごつごつした いわが そそりたっていました。
ライトニングが がけのうえのすを
みせてくれました。
なかには テルーダクティルスのこどもが
3びき いました。
「だれの こども なのかなぁ?」
けいくんは おもいました。
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「わたしだよ」 と いうこえが、そらから きこえて
テルーダクティルスが すがたを あらわしました。
けいくんはそらをとべるトガゲが いるなんて
おもっても みませんでした。
「デッキーという なまえにきめた!」と、
けいくんは おもいました。
デッキーが すに おりてきました。
エーリエルが デッキーと
なにか はなしを しています。
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エーリエルがけいくんに
「そろそろ いえに かえるじかんだよ」 と、
いいました。
けいくん、エーリエル そして
デルーダクティルスは きょうりゅうのくにを
みおろしながら、うつくしいみずうみまで
まいもどってきました。
「なにが あるんだろう?」
きょうりゅうたちが テープやふうせんで きしべを
かざりつけています。
「なにが はじまるの?」
けいくんが きいても、
エーリエルは こたえてくれません。
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ちじょうに おりたつと、
ペントセレープスが あいさつにやってきました。
けいくんが すばやく かぞえると、
ペントセレープスのあたまには つのが 5ほん。
「なまえは ペンティーだ!」
けいくんは きめました。
「わたしと いっしょに きてください。
あなたを びっくりさせることが あるんです。」
ペンティーは いいました。
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きょうりゅうたちが おおきなケーキを
とりかこんで います。
「だれのケーキなの?」
「けいくん、きみのだよ!」
きょうりゅうたちが こえをそろえて いいました。
エーリエルと きょうりゅうたちは、
けいくんがいえに かえるじかんになったことを
しっていたのです。
だから みんなは けいくんに
じぶんたちのくにで すごした
きょうのことを おぼえていてほしくて
パーティーを することにしたのでした。
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パーティーが おわると
ティエラノサウルスのノイジーが いいました。
「けいくん ざんねんだけど
もう ゆもとまちに かえるじかんだよ」
けいくんは、まだかえりたくありません。
でも、ゆうじくんや、えいくんや、だいちゃん、しんくんがしんぱいするし、
みんなに きょうりゅうの くにでの ぼうけんを
はなしたくて たまりませんでした。
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けいくんを いえまで
おくってくれたエーリエルが、いいました。
「きみと いっしょで ぼくも たのしかったよ」
けいくんの へやに
もらったケーキが ひとつと、
ともだちになったきょうりゅうたちの
サインのはいった カードが ありました。
「このケーキを
、ゆうじくんや、えいくんや、だいちゃん、しんくんといっしょに たべて、
この ぼうけんの はなしをするね。
さようなら。エーリエル。
ぼくの ねがいを きいてくれて
ほんとうに ありがとう」
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けいくんが
ユニコーンにあったら おねがいしたいこと
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