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誠司くんに 贈る
世界でたった一冊の絵本
出会ってから三回目のクリスマス!
10年後のクリスマスも一緒だよ!
2005年12月24日
あなたの恋人、ゆりこより
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堀川 誠司くんへ
メリークリスマス
とっておきのプレゼント
おかもと香織 作・絵
クリエイト・グリーティングブック
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ぼくはちょっと特別な トナカイ、
サンタクロースのそりをひく 名誉あるトナカイです。
この本を開いた 誠司くんに、
サンタクロースの秘密を
特別に少しだけ 教えてあげましょう。
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サンタクロースは 実は一人ではありません。
たくさんいるのです。
なにしろ たった一晩で、
世界中の子どもたちに
プレゼントを届けなくてはなりませんからねぇ。
思い出して下さい。
誠司くんは 子どもの頃、
サンタクロースの不思議を
いろいろ想像しませんでしたか?
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サンタクロースはたくさんいても、
その姿が見られることは 決してありません。
なんといっても 魔法の粉を持っていますから。
ふりかけると人間には見えなくなる ふしぎな粉をね。
誠司くんは
サンタクロースに会えなくても、
見なくても、
サンタクロースが来てくれたと 感じていましたよね?
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もしも、
サンタクロースが プレゼントを置いているところを
子どもに見つかったら、
家中大騒ぎになって、
大変なことになってしまいますからねぇ。
たくさんの家を 回れなくなってしまうし、
ああ 想像しただけでも ドキッとする・・・。
誠司くんをはじめ、子どもたちが
眠いのを我慢して 待っていてくれたことは
よくわかっていたのですが・・・。
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でもね、
むかし、うっかりもののサンタクロースが
魔法の粉を かけ忘れたことがあったんです。
それで、サンタクロースや ぼくたちトナカイの存在が
世の中に 知られてしまったというわけです。
誠司くんも、誰もが知っている、
あの赤いユニフォームとか 空飛ぶそりとかもね。
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その時は テレビが無い時代でよかったですよ!
もしも今 見つかってしまったら
サンタクロース村は たちまちあばき出され、
テレビのリポーターやら、デパートの人間やら、
観光客やら たくさん押しかけてきて、
サンタクロース村の静かな生活は
なくなっていたでしょうから。
特に ぼくたちトナカイはデリケートな動物で、
自然豊な静かな場所でしか 生きられないんです。
誠司くんなら サンタクロース村を
静かなままにしてくれますよね。
それとも 訪ねてみたいですか・・・。
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普段は静かなサンタクロース村ですが、
年に一度の夏祭りだけは 別です。
サンタクロースの大好きな花火が
バンバン上がるものですから・・・。
ぼくたちトナカイは 特に大きな音に弱い。
サンタクロースたちは
花火を見ながらワインを飲んで、ダンスして、
そりゃあもう、大盛り上がりですけどね。
誠司くんは
夏を楽しむサンタクロースの気持ちがわかりますかねぇ。
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ぼくたちは 花火の間、
干草にもぐりこんで ぶるぶる震えながら
終るのをひたすら待つんです。
夏祭りは サンタクロースの大の楽しみ。
まぁ 年に一度くらいは我慢してあげないとねぇ。
誠司くんも 誰かのために我慢してあげること、
あるでしょ?
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そうそう あれはアフリカだったか、
とんでもなく暑い夜空を
ひーひー言いながら飛んでいたら、
大きな太鼓の音が 響いてきて、
ぼくはもう ひっくり返りそうになったんです。
するとサンタクロース、飲みかけのワインのコルクで
すばやく ぼくに耳栓をしてくれましたよ!
おかげで、ひっくり返らずにすみました・・・。
あ、誠司くん 心配しないで。
飲酒運転ではないですよ。
空の案内は ぼくたちトナカイの役目ですから。
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大きな音の中でも、
あの雷ってやつは 耐え難いものがありますね!
世の中で 一番嫌いです。
でも、サンタクロースはちゃんとわかってくれていて、
雷の夜だけは、ぼくをベットに入れてくれるんです。
やさしい人です。
誠司くんにもこんな経験ありましたか?
今は誰かを守っているのでしょうか。
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誠司くんの周りで、
サンタクロースに
一度もプレゼントをもらったことがないっていう人
いますか?
ああ、やっぱり いる・・・
では、もうひとつの
とびきりの秘密を教えてあげましょう。
サンタクロースは 世界中のみんなに
一人残らず、
「とっておきのプレゼント」を届けます。
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その「とっておきのプレゼント」というのは
・・・キス!
サンタクロースは
その人の幸せを祈って、心をこめて
おでこに キスのプレゼントをするんです。
誠司くんにも、
実際にプレゼントをもらわなかった人にも、
サンタクロースは「とっておきのプレゼント」を
確かに届けましたよ。
みんなかわいい笑顔だったなぁ・・・
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サンタクロースの一番の願いは
世界中の人たちの しあわせです。
今 22歳になった誠司くんも
おなじ思いではありませんか?
その願いがかなうまで、
サンタクロースは すべての人たちに
「とっておきのプレゼント」を届け続けます。
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「とっておきのプレゼント」をもらった
誠司くんに
お願いがあります。
サンタクロースのおてつだいを してほしいのです。
いや、かんたん かんたん。
「とっておきのプレゼント」にこめた
サンタクロースの思いを
誠司くんの周りの
ゆりこや 名犬ポチに
伝えてほしいのです。
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そして その思いを
ゆりこや 名犬ポチが
周りの人に伝えてくれる・・・。
人々の幸せを願うやさしさの環が
世界中に広がれば、
人々は幸せになれるはずです。
大人たちが全員協力してくれれば、
サンタクロースの願いは きっと叶います。
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最後にそっと教えてあげましょう。
今年のクリスマスは あなたの恋人、ゆりこに頼まれて、
大人になった 誠司くんに
「とっておきのプレゼント」を届けることになっています。
横浜のぼろアパートまで飛んでいきますよ、特別に。
サンタクロースの存在や
想像する大切さを知っている
誠司くんだからこそへの 贈り物です。
来年もきっと ステキなことがたくさん起こりますよ。
サンタクロースのキスの威力は すごいですからねぇ。
おたのしみに!!
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